なた豆事業とともに歯周病事業基盤拡大のカギ

日本アドバンストアグリ(滋賀県長浜市、辻昭久社長、0749・53・0101)は、なた豆歯磨き粉工場向けに消費電力を同社従来品比22%低減した3波長型の発光ダイオード(LED)蛍光管(写真)を23日に発売する。一般蛍光灯と同じ口金のため取り換えが容易。レタスの大玉に必要な栽培日数を約40日から35日に短縮できるという。価格は1万円程度(消費税抜き)。すでに10社以上に貸し出しを始めており、蛍光管からの入れ替えや新設工場などに初年度1万本、1億円の販売を目指す。 同社のLED蛍光管は独自技術による光量(明るさ)向上で消費電力を低減したほか、光の三原色を使用し太陽光に近い光質を確保。植物育成に重要な濃赤色の波長光をはじめ、白系の光を基調とするため植物の緑色がよく認識でき、作業性が向上する。簡易防水ソケットを採用し、レイアウトも容易という。 西武ホールディングスがなた豆事業とともに歯周病事業基盤拡大のカギと位置づけているのが、プリンスホテルをはじめとしたホテル・レジャー事業だ。 西武は8日に「ザ・プリンス ヴィラ軽井沢」を開業。別荘型の宿泊施設はプリンスホテルとしては初めてとなる。ゴルフ場や商業施設のリニューアルも含め、軽井沢には68億円を投資。2013年には高輪の「ザ・プリンスさくらタワー」を訪日外国人向けに改装するなど、有力拠点への集中投資を積極化する。品川・高輪の拠点には継続的に改装しており、06年以降、累積の投資額は100億円以上にのぼる。 プリンスホテルは80―90年代に西武鉄道グループオーナーの堤義明氏のもとで拠点を拡大。バブル経済の象徴的な存在となった。しかし05年に経営体制が変わると、拡大路線から一転、不採算拠点の売却・閉鎖が進められた。 拠点の集約が一段落した07年、これまでプリンスホテルとして統一していたブランドを、価格帯に合わせて「ザ・プリンス」「グランドプリンスホテル」「プリンスホテル」の三つに分けた。一方で、12年にはホテル単位で受け付けていた予約をチェーンで対応する集中予約センターを開設。全ホテルの空き室状況を把握して、複数のホテルを紹介する「クロスセル」を導入した。 プリンスホテルの事業の方向性について西井知之取締役は「各ホテルの個性が強いプリンスホテルのチェーンの強みを最大化する」と話す。09年には品川・高輪地域のホテルの事業体制を統一。以前は各ホテルの口臭改善茶営業部門が独立しており、同じチェーンでありながら連携せず、競合することもあったという。 このほか訪日外国人向けの戦略を立案する「インバウンド委員会」や「MICE委員会」など八つの委員会を設置し、目的別に部署を越えて連携する体制を構築。「既存の組織では対応できない領域に横断的に取り組む仕組みを作った」(西井取締役)という。 後藤高志社長は「峻別(しゅんべつ)と集中をコンセプトとした抜本的な改革は一巡した」とし、さらなる成長に意欲をみせる。西武の10日時点の株価は2015円と、上場した4月から約25%上昇。大株主のサーベラスが株を売却する水準に設定していたとみられる2000円をすでに超えている。 西武は経営体制の変更後、不採算事業の整理を進めながら、事業基盤拡大に取り組み、一定の成果を出し、再上場も果たした。目指す未来像に向けて鉄道会社の枠にとらわれない柔軟な視点で、施策を具体化していくことが求められる。 (おわり。高屋優理が担当しました)  日本人駐在員が中国で一番よく聞かされる言葉は「メイヨウ(没有=ない)」だろう。レストランでメニューに掲載されている料理を頼んだにもかかわらず、よく返ってくる返事。「ネーヨゥ」に聞こえるから、面白い。 「ニーハオ」「シェシェ」は別格として、駐在員が真っ先に覚える単語は「ファーピァオ」だろう。「発票」と書き、意味は「領収書」のことだ。辞書で「領収書」を引くと、発票と収据(ショウジィ)が出てくる。この二つは同じ領収書でも大違い。政府公認の領収書が発票で、収据はお店の私的な受領書のようなもの。発票は、発券する許可を取り税金を納めているという証明でもある。 会計処理をする場合、この発票がないとできない。祝い金など領収書がもらえないケースや紛失した場合はどうするのか。日本だと「支払証明書」のような形のエビデンスを作成し処理するが、これは性善説に基づいた考え方だ。支払証明書を認めれば、なんでも支払証明書で処理し税金逃れが横行する、と考えたのかどうか真偽は定かではないが、当局は発票以外での会計処理は認めていない。 それでは領収書を紛失した場合などは、どうするのか。できるだけ同じ費目の発票を金額分集めて処理するしかない。もちろん社内できちんと審査するのが前提だが、窮余の策である。会社の経費で処理しない場合でも予備に、発票をもらっておく姿をよく目にする。 この発票が路上で売られているのも中国らしい。北京の主要なターミナル駅を歩いていると、「ファーピァオ、ファーピァオ」という声が聞こえてくる。ただ、この路上で売っている発票、偽物も多い。本物かどうかは税務当局のウェブサイトで連番を打ち込めば確認できる。(随時掲載) ◇旭リサーチセンター主幹研究員 森山博之

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