日本初の炉筒煙管ボイラを開発

ヒラカワ(大阪市北区、平川晋一社長、06・6458・8687)は、1912年の創業以来、日本初の炉筒煙管ボイラを開発し、潜熱回収貫流式、小型貫流式などの蒸気ボイラや温水器などを手がける。  省エネ型製品の受注が好調で、熱効率105%の潜熱回収温水器「ウルトラガスシリーズ」などは温浴施設向けで高シェアを占める。また日本一高い複合ビル 「あべのハルカス」のボイラ基幹設備として潜熱回収温水器11基、バイオマスガス焚(だ)き小型貫流式ボイラ1基、真空温水ヒーター2基を納入した。バイ オマスボイラはビルで排出される食べ物の残さの処理過程で発生するメタンガスを燃料に利用する。  1万5000台以上の温水器やボイラ(炉筒煙管を除く)の納入先の安心・安全や顧客満足度(CS)を向上させるべく、アフターサービスを重視する。顧客は ホテルやサービス業など24時間稼働するところも多い。機器の有料メンテナンスに加え、遠隔監視システム「MPスマートボイラシステム」は24時間体制で ボイラを監視するなどトラブルを未然に防止する。 有料契約は顧客のニーズによってフルメンテ、スタンダード、定期点検の3タイプを用意。フルメンテ契約の顧客が少ないため「トラブルの未然防止対策に力を入れている」(穴田正晴執行役員メンテナンス統括長)。  「MPスマートボイラシステム」はネットワークでボイラの運転状態を常時監視する。異常発生時は24時間体制の同社コールセンターに通知され、近くの保守 部隊が顧客と連絡をとり状況を判断、必要なら2、3時間以内で訪問対応する。毎月の定時報告以外に予防保全や省エネ分析、最適運用診断書も作成できる。 2013年4月からウェブクラウド型のシステムにして、低コストで導入できるようにした。  一方で他社製品を含め省エネ型ボイラに買い替えを検討する顧客には、約10年前から省エネ診断を実施。ボイラの負荷診断、熱源用途調査、蒸発量や負荷率な どボイラの稼働状況を分析し、省エネ方法を提案する。さらに「業種別にセミナーを開き、省エネ改善などを助言する」(同)。これらにより自社のボイラ販売 促進につなげている。

 

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