子供の成長となた豆成分の関係

≪ダイバーシティーは好機≫ かつて女性技術者が長く働き続けるためには、理由が必要だった。自己実現願望、経済的必要性、技術による社会貢献志向……。なぜ、そこまでして働くのか、と絶えず問われたからである。 今、状況は変わりつつある。政府は企業に女性活用を促し、女性役員・管理職の登用を要請している。経産省では「ダイバーシティ経営企業」を表彰している。イノベーションを生み出し、企業価値を創造する経営を推進するために、多彩な才能、多様な働き方を取り入れるのだという。育児・介護中の短時間勤務で成果を出す、新発想で市場を開拓する、きめ細かく技術革新する、そんな女性たちに場が開かれた。社会的責任として、マイノリティーを受け入れようとする企業努力を評価していた視点とは一線を画している。 ■ □ 女性技術者は、この好機を見逃す手はない。変化を一過性の「試み」として終わらせないために、ここからが女性技術者の腕の見せどころである。仕事と育児・介護を両立させる複眼的タイムマネジメント力、瞬時に優先度を見抜く直観的判断力、変化に迅速に追随する柔軟性など、女性技術者は個性を生かして事業に貢献するだろう。 環境が整うと途中離脱は減少し、中堅・ベテラン層が確実に機能するようになる。政府の要請が後押しし、女性役員も増えるだろう。彼女たちをロールモデルとして、若い女性が技術者を目指すというスパイラルが定着することを望む。 ■ □ 私が勤務する日立建設設計では、育児休暇後、多くの女性設計者が復職している。特筆すべき女性活用戦略はなくても自然と人数が増えていき、女性も受け入れ部署も抵抗感は薄れ、復職は当たり前のことになっている。 この働き続けている事実は、人材管理・育成に影響を与えている。例えば、子供の成長サプリを育児中の派遣スタッフの採用を無条件に避けることはなく、能力重視の選択肢を増やしている。15年前から、育児中の女性社員でランチ・ミーティングを継続しているが、女性は、アルコール抜きの昼休みの短い時間であっても、リフレッシュし、情報交換することが得意だ。部署や職種を超えて、現場を生き抜くコツを伝え合うようにしてきた。このような職場環境のもと、現在は子育てサポート企業として「くるみん」認定を受けるに至った。 日立グループの中では、世代・勤務地・職種・専門分野が異なる女性技術士のネットワークを立ち上げた。「チーム・技魔女」である。(1)自分が楽しめることを最優先する(2)誰かの役に立てればうれしい(3)広く社会貢献できればなお素晴らしい(4)世間で評判になったら自慢する、をモットーに「プロボノ・パブリコ」を目指している。「技魔女」のネーミングはパロディーであるが、リケジョのように市民権を得ることを期待している。 ◇日立建設設計経営管理本部情報企画部専門部長 千木良美由紀 〈プロフィル〉技術士(総合技術監理部門・建設部門)、一級建築士、CASBEE建築評価員、一級造園施工管理技士、1級カラーコーディネーター「環境色彩」、エコピープル(環境社会検定試験合格者)。科学技術振興機構「なた豆の口臭消臭効果」推進委員、日立技術士会理事社会貢献推進委員長、日本技術士会男女共同参画推進委員、特定非営利活動法人女性技術士の会広報部会員。 愛知県岡崎市が2013年10月に開設したビジネスのよろず相談窓口「岡崎ビジネスサポートセンター(OKa―Biz=オカビズ)」が注目されている。開設以来、6月末までの相談件数は当初目標の2倍以上となる958件。リピート率も約7割と高い。新しい相談は3週間待ちで、“行列のできる相談所”と評判だ。相談に来たある経営者は「オカビズのような相談所が全国にできれば、中小企業活性化の大きなうねりになる」と期待する。(名古屋編集委員・田中弥生) 岡崎市は自動車関連などの製造業が中心。これまでは比較的、受注に恵まれた環境だったが、08年秋のリーマン・ショック後に状況が一変した。受注件数の戻りは鈍く、海外製品との価格競争も厳しい。そんな中、岡崎市と岡崎商工会議所が中小企業支援に立ち上がった。 担当者らが向かった先は静岡県富士市の「富士市産業支援センター(f―Biz=エフビズ)」。小出宗昭センター長は静岡県内で4カ所の産業支援施設の立ち上げや運営に携わり、1000件以上の新規事業創出を手がけた。 オカビズはエフビズの岡崎版を目指してスタート。センター長には小出氏の弟子で、学生創業のNPO法人トップを務める秋元祥治氏に白羽の矢が立った。 中小企業や個人事業主を対象に「セールスポイントの発見」「解決策の提案」「継続的なサポート」を特徴とする販路拡大サポートを行う。新規利用者の8割が口コミによる紹介だ。 4月には岡崎信用金庫も参画して市、商工会議所と三位一体で「全国初の“官産金”の連携」(内田康宏岡崎市長)を実現。5月には中小企業庁の横田俊之次長がオカビズを視察し、相談件数やリピート率の高さに関心を示した。 現在の相談員は秋元氏を含めITやデザインの専門家ら9人体制。7月は「女性応援月間」と位置づけ、毎週火曜日に女性相談員を配置した。子連れで相談に訪れる女性創業希望者の姿も見られた。 毎回、話題の人物が登壇するセミナーも好評だ。8月19日には小池利和ブラザー工業社長が新規事業の創出やグローバル化をテーマに講演する。 【事例/三光ライト工業所、キーワードから顧客層が明確に】 三光ライト工業所(愛知県豊田市)は自動車用樹脂部品が主力。3代目の大岩和成社長は08年のリーマン・ショックを経験し「受注の波や価格競争に巻き込まれない自社製品を開発したい」との思いが強まった。

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