創業支援サービスを盛り込んだ全国的にも例のない商品

【広島】広島銀行は創業者向けの専用商品「ひろぎん創業支援ローン」を創設、取り扱いを始めた。用途は新規事業開始に伴う運転資金や設備資金で、融資額は1000万円を限度にする。開業前からの融資、ホームページ作成の無料支援サービスなど、創業支援サービスを盛り込んだ全国的にも例のない商品、としている。創業希望者支援を強化する目的。 対象は広島、岡山、山口、愛媛県内で開業予定または事業開始後1年以内の法人、個人。融資額は1000万円以内(創業に必要な資金の80%以内まで)。期間は運転資金は7年、設備資金は10年以内にする。 商品に含まれる創業支援サービスは(1)創業計画の策定方法や必要手続きを説明した「創業計画策定の手引き」を無料で提供し計画策定を支援(2)ひろしま産業振興機構と提携して専門家を派遣(3)インターネットサイト「ひろぎんビズサポ」を新設、開業後のホームページ開設を支援−など。 「九州勤務は初めてだがとても身近に感じる」と笑顔。というのも出張やプライベートですでに50回以上も九州を訪れたから。九州は豊かな自然、歴史、おいしい食事、ホスピタリティーあふれた街―と好印象。 これまでの銀行員生活の前半は融資、後半は投資とアドバイザリーと、DFJの三位一体業務サービスすべてを経験。アドバイザリーではアジア企業とのM&A(合併・買収)やアライアンスに取り組んだ。「経験とネットワークを生かして、アジアにおける九州という切り口で貢献したい」と抱負を語る。 具体的には「九州企業の国際化のお手伝い。九州は基盤がしっかりした企業が多い。アジアとの連携が強まればまだまだ発展の余地がある」と評価する。 趣味はスポーツ観戦。学生時代はラグビーに汗を流した。九州の高校ラグビーやサッカーは全国的にもレベルが高い。応援するのを楽しみにしている。(西部)  しまづ・ゆういち 85年(昭60)京大経済卒、同年日本開発銀行入行。08年日本政策投資銀行企業金融第3部次長、09年企業戦略部長。東京都出身、52歳。6月24日就任。  デジタル機器で「防水」がキーテクノロジーになりつつある。屋内外など利用環境を問わずにスマートフォンやタブレット端末を使いたいユーザーが増えており、セットメーカーにとって防水機能が小型、薄型に続く新たな競争軸になっている。また、まさに利用環境を選べないウエアラブル機器では防水機能が不可欠になる。電子部品や素材メーカーも防水関連技術の提供に力を入れているほか、セットメーカーも防水設計の進化を加速させている。新たなビジネスチャンスも生まれている。(後藤信之、下氏香菜子、平岡乾) 泳ぎながら好きな音楽を聴ける―。ソニーのウォークマン「Wシリーズ」は水の中で使える。水泳人口が多い欧州での人気が高く、日本以上に売り上げを伸ばしている。水泳だけでなく、シンクロナイズドスイミングの個人練習時にも使われている。大がかりな音響機器を使わずに済むため喜ばれていると想像以上の反響に手応えをつかんでいる。 防水機能を持つデジタル機器が急増している。まずはスマートフォン。日本メーカー製では当たり前だったが、海外メーカーも防水機能の採用を開始。サムスンは春発売の「ギャラクシーS5」を対応させたほか、米アップルが秋にも投入するとみられる「iPhone(アイフォーン)」の新製品も防水仕様になると予想されている。 防水デジタル機器のバリエーションは広がる。ソニーはスマホなどと連携させて使う携帯型ワイヤレスステレオで初の防水製品「X1」を6月21日に発売。またニコンは13年10月にミラーレス一眼カメラで初の完全防水の「AW1」を投入した。アウトドアでの撮影ニーズに応えたもので、「『天候を気にせずに決定的瞬間を撮影できる』と消費者から好評」(ニコン)という。防水機能が脚光を浴び理由は大きく二つある。一つ目はスマホの普及だ。ネット閲覧性に優れるスマホは、従来型携帯より生活に密着した存在。風呂で動画を視聴したり、料理をしながらレシピを確認したりと、“水回り”で使う機会が増えた。それに伴い「スマホと連携して使うスピーカーなどにも防水が求められるようになった」とソニーの樋口美帆プロダクトプランナーは指摘する。 もう一点は消費者のヘルスケアやアウトドア嗜好(しこう)の高まり。ソニーはジョギングでの使用を想定したウォークマン「Wシリーズ」を09年に発売した。Wシリーズは10年に防水対応させ、さらに13年に投入した現行モデルは防水性能を高め、水泳にも耐えるようにした。漆原英彦プロダクトプランナーは「汗をかいても使える安心感や水洗いして常に清潔に使いたいといった声は多く、防水へのニーズは高い」と解説する。生産性の改善は地道な取り組みが基本。例えばシール材。上下二つに分かれたボディーを接続する際にできるすき間を塞ぐためにリング状の部品を設置するが、捻れやすく取り付けに手間がかかる。第1世代の製品ではパッキンを全面採用していたが、第2世代以降では一部を防水シートで代替したり、ボディーと一体成形するなど改良を重ねてきた。そして現在の第4世代製品では、半固形状のシール材をボディに塗布し、パッキンと同じ役割を持たせることで防水機能を実現。「生産の良品率は99%を達成している」(肥塚シニアディレクター)と明かす。

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