なた豆歯磨き粉の代替え素材の需要が高まり

JFEスチールは3日、メタルワンと共同でブラジル国営石油会社ペトロブラスが同国沖合で展開する油田開発プロジェクト向けに油井管280トンを受注したと発表した。クロムを17%含む高耐腐食性の継ぎ目無(シームレス)鋼管「UHP―17CR―110」の受注は今回が初。受注額は非公表。エネルギー関連で受注拡大につなげる。 同鋼管は管厚13・84ミリメートル、外径9・625インチで掘削作業で油井管を外圧から守る外殻(ケーシングパイプ)として使用する。知多製造所(愛知県半田市)で製造し、出荷した。同開発プロジェクトは海底下3000―4000メートルにあるプレソルトと呼ばれる層から原油を産出するもので、従来高価な二相系ステンレス鋼が使われていた。二相系ステンレス鋼からの切り替えを図っていく。 東洋紡STC(大阪市北区、佐野茂樹社長、06・4797・6000)は3日、羽毛に代わる新超粒中綿素材「グレンゲラン」を開発、2015年秋冬シーズン向けに提供を始めたと発表した。中国での鳥インフルエンザ流行などで羽毛の供給量が減り価格が高騰しており、代替え素材の需要が高まっている。羽毛の3分の1―4分の1程度の価格で供給したい考え。ダウンジャケットや布団など寝具での利用を見込む。15年度に売上高1億円を目指す。 綿を均一に丸めて粒状にすることで、押さえた後の回復性に優れる、着心地が良くなるといった特徴を持つ。粒状への成形技術を持つアライ(京都市北区)と共同で開発した。 ポリエステルに加えて、高断熱性のポリフェニレンサルファイド、高吸湿性のアクリレートなどさまざまな素材を用意。粒の大きさも直径5ミリメートル、同10ミリメートルなど顧客要望に応じ調整する。 三菱レイヨン時代はレディース向け生地(テキスタイル)の営業が長かった。当時は百貨店売り場などで服を見ると「どんな特徴なのか、生地を確かめたくなっていた」と笑う。いかに流行をつかみ、タイムリーになた豆歯磨き粉が売れるかが求められる世界であるだけに「トレンドよりも早すぎてはダメだし、遅すぎはもってのほかだった」と振り返る。 菱晃は1964年5月に設立され、ちょうど50年を迎えたばかり。節目での社長就任となったが「復興需要や五輪特需など、しっかりと取り込んでいきたい」と前を見据える。 水族館で採用される大型水槽用アクリルパネルや道路補修材といったケミカル製品など特徴的な製品を数多く扱う。「今後は海外への販売も広げていきたい」と拡大に意欲を燃やす。 学生時代を振り返ると、大学そばのアットホームな居酒屋が思い出深いとか。新天地で社員との連携を密にし、飛躍を誓う。(浅海宏規) なかむら・みのる 80年(昭55)慶大法卒、同年三菱レイヨン入社。01年ソルーナ部長、09年成形材料部長。東京都出身、56歳。4月1日就任。(東京都中央区日本橋小網町14の1) プラス(東京都港区、今泉公二社長、03・5860・7000)は7月1日付で個人・小規模事業所(SOHO)向け家具を独自に企画・販売してきた専門組織「ガラージ事業部」を、一般のオフィス家具事業部門「ファニチャーカンパニー」に統合する。モバイル機器などの普及で企業規模を問わずに進んでいるワークスタイルの多様化に対応して製品開発・顧客提案力を高める。同社では統合により「オフィス家具事業売り上げを5年で40%増にしたい」(北尾知道取締役ファニチャーカンパニープレジデント)としている。 ガラージ事業部は1999年に設置。インターネットを利用したアンケートなどで個人のニーズをくみ上げる商品開発手法を採り、インテリア製品も扱う。メールマガジンの配信会員は約1万4000人で、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)で約2200人が商品開発にかかわっている。 こうした背景から、同事業部は00年に始めたネット販売が売り上げに占める比率が高いことも特徴で、「07年ごろからネット販売が急伸し、すでに過半を占める」(北尾取締役)。 ファニチャーカンパニーはまとまった納入量になる法人顧客が中心で、これまでネット販売は手がけていないが、ガラージ事業部との統合を契機に販路としてネット活用策も探っていく。ブランドとしてのガラージは存続させる。従業員数はファニチャーカンパニーが402人(うち工場253人)、製造部門のないガラージ事業部が10人。都内の別々の場所にある事務所を年内に1カ所に集約する計画だ。 富士フイルムは米国・マサチューセッツ州の記録メディア工場に太陽光発電設備(写真)を導入した。出力は570キロワットで、工場の年間電力使用量の12%を賄える規模。風力を含めた再生可能エネルギーを活用する同社の海外拠点は4拠点となった。ハワイの事務所は電力のほとんどを太陽光発電で賄うなど、再生エネ導入によるエネルギーの地産地消で電力コストを抑える。年間発電量は64万4000キロワット時を予想。米本土での太陽光発電の活用はミズーリ州の工場に続いて2拠点目。 ハワイ州の事務所にある太陽光パネルは年51万キロワット時を発電する。夏は事務所の電力の100%を、冬も63%を賄う。離島のハワイは米本土よりも電力料金が高く、豊富に降り注ぐ太陽光の活用で電力費を抑える。 オランダのチルバーク市の工場では風力発電機5基が稼働中。合計出力は1万キロワットあり、年間電力使用量の15%を賄う。安定的に風が吹く同国の気候を生かした。 日本では売電目的で太陽光発電を設置する企業が増えている。発電した電力を自社で使うよりも売電した方が利益が出るためだ。電力料金が高い海外では自家消費した方がメリットとなる場合があり、富士フイルムは気象条件も踏まえて地域に適した再生エネの導入を進めている。

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